分野からのお知らせ : 総合科学研究支援センター講演会のお知らせ
総合科学研究支援センター講演会のお知らせ
総合科学研究支援センターでは、来る9月26日以下の学術講演会を企画いたしました。
学術的にも応用的にも興味深い話と思います。是非ご来聴下さい。
『応力場交差相関を有する
新規マルチフェロイックス系の開拓』
講師: 鈴木 孝至 教授
(広島大学 先端物質科学研究科)
平成20年9月26日(金) 16:00 (1時間程度)
総合理工学部3号館2階 多目的ホール
温度変化に伴って磁化,電気分極,歪みといった物理量が自発的に発生する性質をフェロイック
(強秩序)と呼んでいます。例えば,自発磁化が発生すると強磁性体(磁石)となり,電気分極が
発生すると強誘電体となります。マルチフェロイックスとは,一つの物質で複数の強秩序が起きる
ことを言いますが,これが実現する物質は余り発見されていません。強磁性と強誘電が共存す
る物質を利用すると,磁気で分極を,電気で磁化を制御できる(交差相関といいます)ことから,
千倍も早いハードディスクが開発できる可能性があります。
近年,強磁性と強誘電が共存する物質に関する研究は盛んに行われるようになってきましたが,
2つの相関では真のマルチフェロとは言えずデュアルフェロです。講師は最近,強磁性,強誘電
だけでなく歪みが自発的に発生する強弾性をも示し,真のマルチフェロイックス交差相関を実現
すると期待される物質を発見しました。
本講演では,当該物質の発見に到った経緯と,その興味ある物性について最新の研究結果を
紹介します。
講師略歴
1988年3月 東北大学大学院・博士後期課程修了(理学博士)
1988年4月 広島大学理学部・助手
講師,助教授を経て
2002年4月 より広島大学先端物質科学研究科・教授
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。



